SST(ソーシャルスキルトレーニング)とは
SST(ソーシャルスキルトレーニング)は、社会の中で人と関わるためのスキルを学ぶトレーニングです。
社会性やコミュニケーションに困難を抱えるお子さまのために、ロールプレイングや遊びを通して、必要なスキルを楽しく練習します。
しかし、ただ練習するだけでは、お子さまの心に響きません。
そこでトリニティでは、ABA(応用行動分析)の考え方を取り入れています。
ABAとは、「なぜその行動が起きるのか?」を科学的に分析し、「どうすればより良い行動に変わるか?」を考える手法です。
私たちは、この2つのアプローチを組み合わせることで、お子さまが無理なく、そして「できた!」という成功体験を積み重ねていけるようにサポートします。
トリニティのSST
トリニティでは、お子さまの「できた!」を一番に考えています。
お子さま一人ひとりの「困り感」に寄り添う
「なぜ上手く話せないのだろう?」、「どうして泣いてしまうのだろう?」—私たちは、お子さまの行動の背景にある気持ちや理由を丁寧に探ります。そして、それぞれのお子さまに最適な支援方法を見つけます。
温かい雰囲気の中で「やってみたい!」を引き出す
温かい雰囲気の中で「やってみたい!」を引き出す トレーニングは、決して机に向かう堅苦しいものではありません。スタッフとの1対1の遊びや、お友達との集団活動の中で、「こうしたらもっと楽しいかも!」といった、お子さまの『やってみたい』を引き出す工夫を凝らしています。
お子さま一人ひとりの「困り感」に寄り添う
小さな成功を一緒に喜ぶ 「ありがとう」が言えたとき、「お友達と協力できた」とき—どんなに小さなことでも、私たちは心からお子さまの頑張りを褒め、一緒に喜びます。この積み重ねが、お子さまの自己肯定感を育みます。
トリニティで育む、お子さまの『できる』と自信
自分の気持ちを表現できるようになる
支援を始める前は、自分の「好き」「嫌い」「やりたい」「やりたくない」をうまく言葉にできず、かんしゃくや泣くことで気持ちを表現していたお子さまも、私たちの支援を通して少しずつ変化していきます。
これは、ABA(応用行動分析)の「機能的アセスメント」という考え方に基づいています。私たちは、お子さまがかんしゃくを起こす行動の「理由」を丁寧に分析します。それは「自分の要求を伝えたい」「嫌なことから逃れたい」といった、何らかの目的(機能)があるからです。

この「行動の背景にある機能」を理解した上で、かんしゃくの代わりに、より適切な方法で気持ちを伝えられるように支援します。例えば、「○○が欲しい」という気持ちを伝えるために、絵カードや「ちょうだい」という言葉を教えます。そして、それができたときには、すぐに、そして具体的に褒めることで、適切な行動を「強化」していきます。これにより、お子さまは「伝えればわかってもらえる」という成功体験を重ね、不適切な行動が減り、言葉で気持ちを表現する習慣が身についていきます。これは、将来の人間関係を築く上での大切な一歩となります。
仲間と心を通わせる喜びを知る
集団活動が苦手で、お友達との遊びに参加できないお子さまも、トリニティのSSTを通して変わっていきます。これは、ABAの考え方に基づき、スモールステップで支援を行うからです。例えば、「お友達に話しかける」というスキルを教えるために、いきなり集団の中で実践させるのではなく、まずはスタッフとのおもちゃのやりとりから始めます。
「貸して、どうぞ」という言葉を学ぶ際には、「スタッフが声をかける→お子さまが言葉を真似する→すぐにおもちゃを渡す」という一連の流れを繰り返し練習します。これができるようになったら、次は別のお子さまとのやりとりへとステップアップしていきます。このように、一つひとつのスキルを丁寧に、そして確実に身につけられるように支援することで、お子さまは「自分にもできる」という確信を持ち、集団の中での行動に自信を持てるようになります。

鬼ごっこでルールを守って遊べた、ブロックを友達と協力して積み上げられた、といった経験が、お子さまのコミュニケーション能力と協調性を高めます。これにより、学校や地域社会でも、より豊かに人と関われるようにしていきます。
「できた!」を積み重ね、自信あふれる子になる
発達に課題を抱えるお子さまは、時に失敗体験を重ねてしまい、自己肯定感が低くなりがちです。トリニティでは、お子さまが成功体験をたくさん積めるように、ABAの原則である「強化」を大切にしています。
例えば、初めてのことにチャレンジする際には、難しい課題を分解し、「まずはここまでやってみよう」と、「これならできる!」と感じられる小さな目標を設定します。そして、目標を達成するたびに、「その場で、すぐに」お子さまが喜ぶような形で褒めます。これは「成功の直後にポジティブな結果が返ってくる」という経験をすることで、その行動が定着しやすくなるためです。

この一つひとつの「できた!」が、お子さまの心に「自分はできるんだ!」という強い自信を育みます。この自信は、新しい挑戦への意欲につながり、失敗を恐れず、何事にも前向きに取り組める力を育みます。トリニティは、お子さまが自分自身を信じ、未来を歩んでいくための基礎を築きます。



